ランドスケープ・造園業界情報はインタラクション
新聞・出版事業 展示会・イベント事業 ランドスケープ・造園業界の環境イベントと展示見本市はインタラクション
サイトマップ
環境緑化新聞・インタラクションの出版物
環境緑化新聞
環境緑化新聞について
誌面サンプルイメージ
環境緑化新聞35年のあゆみ
環境緑化新聞 緑風
エッセイ「世のうちそと」
ご購読お申し込み
弊社出版物
定期出版物
刊行書籍
映像関連商品
ご注文について
ご注文リストを見る
特定商品取引法に関する記載
世のうちそと

 台湾有情

先ごろ、招かれて台北に5泊した。そこで考えたこと。

地下鉄のエスカレーターの上から小銭をばらまいてしまった。するとすかさず、女性が拾うのを手伝ってくれた。電車を1台乗り過ごしてまでの好意である。そんな親切さが台湾人の気質なのか。公共機関で、高齢者や身障者には必ずといってよいほど席をゆずってくれる。宿泊ホテルのサービスマネジャー林檎さん(仮名)も「謝謝」しか、現地のことばを話せない言語身障者同然の筆者にまで親切にされた。

三年前の3.11東日本大震災のことは記憶に新しい。どの国よりも早く、そして多額の義援金を日本に寄付してくれたのが台湾である。額200億円、ちなみに大陸・中国の50倍にあたる。すごいことではないか。まるで彼の国は同じ国の人。日本が好きでなければ考えられない数字だ。

中国と中国語が通じ、顔かたちも似ているから、子孫も同じだと思い込みやすい。が、実はそうではない。どこか中国人に対しては、反感が潜んでいるようにみえる。民族的に言えば、マレー系、フィリピン人に近い。

雨が多いことでは世界ベスト・スリーに入る国である。が、じめじめした気質ではない。亜熱帯気候もあって、明るく、陽気だ。ただし、いい加減な面はある。

規模としては世界のなかでは中ほどである。人口2000万人。面積も日本の九州とほぼ同じ。四方を海に囲まれているのもわが国と同じ。ただ日本は、隣国の北朝鮮、韓国、中国のいずれともしっくりした関係にはない。

いっぽう、台湾は東シナ海の重要起点にある。中華でも日本でもない。国民性も国家をそれほど信頼しているようには見えない。だから二重国籍もいとわない。身ごもるとアメリカで子を産む。そして産後8ヶ月で米国籍を取得する。そして母国・台湾に戻るのだ。この話は、通訳の呂永徳さんが話してくれた。

台湾の経営者の一番の関心はわが商売のことにある。海峡を越えてどの地域とも商才を発揮している。特にアニメや音楽では中国大陸さえ先導している。AKB48も木村拓哉も日本に劣らず人気者である。それ以上に日本のキティちゃん好きだ。国際航空会社のマスコットキャラクターにもなっている。台湾の若い娘たちはなぜか日本ビイキなのである。

過去の歴史、国家にもこだわらない。国家の枠組みに包摂されない。そのぶん、忠誠心に欠けることになるが・・。それも仕方がない。歴史的にみれば「台湾割譲」で日本が統治した時代もあったし、日本が負けてアメリカの代理人として蒋介石が支配した時代もある。言うなれば、大国の思惑で翻弄されてきた歴史なのだ。

台湾女性は、何よりも若くて元気である。往年の大和撫子のようにも見える。恥じらい、細やかな心遣いも日本女性に近いものがある。ただそれほど愛想があるとはいえない。それでもナイーブで能天気なところはある。このためか、多くの人は日本人にあこがれている。彼らは3・11の映像を見て、東北人の規律正しさ、治安の良さにあこがれを倍加させた。こうして日本には心情的な思い入れは強い。

福岡、長崎、沖縄、五島列島、ソウル、プサン、済州島、山東、江蘇、上海、折江、福建、広東、香港、マカオこれらの地域の中心に台湾がある。これが「東シナ海ミクロコスモス」だ。その昔から「中華」でもなく、「倭寇」でもない。つまりは「外海の輪」の商圏にあることを知ったのである。

( 2014/10/28 )

前のページ ( 2 / 99 ) 次のページ
ページの先頭に戻る
 
 
定期出版物ご紹介
環境緑化新聞
自然環境データBOOK
ECO-GREENTECH2007
LANDSCAPE&GREENERY
刊行書籍一覧
近刊書籍のご案内
環境ブックセンター
イベント・セミナー案内
ECO-GREENTECH
日比谷公園ガーデニングショー
主催・開催セミナー
 

環境緑化新聞 | 定期出版物 | 刊行書籍 | 映像関連商品 | 日比谷公園ガーデニングショー | エコ・グリーンテック | サイトマップ
会社概要 | 中国市場事業支援活動 | 社会貢献活動・NPO活動 | みどり提言賞のあゆみ | 環境緑化海外視察ツアー | バイオ-ステイク

copyright (c) Interaction Co., Ltd. All Right Reserved