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 古い長財布は3度微笑む

 「あけおめ」という、今では時代錯誤の賀状が1通届いていた。「新年明けましておめでとう」を縮めたものだ。令和5年は、この時節、令和4年からの大晦日と元旦は日続きなのだから1年の締めくくりの反省と、新年を迎えることの抱負は大切なことだとは考える。ただ、思いは旧年の反省になるのも無理からぬこと。駄文お許し願いたい。
 昨年後半で身近失敗談を記す。長財布を失くしたことだ妻の古い長財布。それも3度も。初回は、会社近くの路上で拾われたと交番に届けられた。、「お礼はいい」との伝言だった。電話をしてみたが、留守電であった。2度目も警察署に届けられていた。受け取りに出向くと、この方も「謝礼無用」とあった。どこで失くしたものか記憶はない。3度目は電車の中で拾われた。東海道線の終点で保護された。長財布の無賃乗車だ。それで遺失物収集本部まで出かけた。財布と言っても大金が入っているわけではない。運転免許証や銀行カード類。名刺やVISAカード、病院診察券といった類だ。無くなれば再発行は可能だが、年末のそれでなくとも多忙な季節に実にやっかいな事態になる。出てきて良かった。
 1年間に3度も失くする人は先輩にもいて、頸にひもをつないでいるという。犬になったみたいでいやなので、紐は買わずにいる。体験者にはわかることだが、無くなった当座は、うろたえる。それで「出てきてくれ」と祈る日々が数日はつづく。だから「あった」との報を聞くと、思わず天を仰いでに感謝してしまう。警察関係者の対応は手慣れたもので待たされることもなく、わが手元に戻ってくる。こんなときは、日本に生まれて良かったとしみじみ思う。
 テレビのドッキリ企画で、財布をわざと落とし、周囲の反応をみるという番組があった。わが日本では「財布落ちました」と、みな親切だ。外国の旅行者がコインロッカーに荷物を入れるのを忘れ、そのまま観光に出かけてしまい夕刻戻ったら、朝のままになっていたという挿話もあった。これでは本来のコインロッカーの役をなさないはずだが、いい国だとは思うのだ。

( 2023/01/15 )

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