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 お残しYES

9月は食欲がすすむ月である。行きつけの焼き肉屋で1枚のポスターが目に止まった。小学生が書いた食品ロス禁止の手描きイラストだ。学校の宿題で描いたものを親が張り出す例は良くある。
「おのこしNO!」大書きされ、「 地球が危ない!」とある。さらに「ユー マスト ノット ウエスト フード」とある。英語も達者な小学五年生の作品だ。図柄は大きなワイングラスに様々な食べ物が飛び交う。背景に世界各国の旗が靡いている。敷物は地球地図のようだ。
わが国ではいかほどの食品ロスが記録されているのか。今年の売れ残りや期限切れの食品、食べ残しなど、本来は食べられたいわゆる「食品ロス」は国内で約643万㌧に上ったという政府発表だ。年間食品破棄量は、約2760万㌧、この数字は
食糧消費全体の3割にあたる。
大きな飲食店街なら、お残し分量が増えるのか?そうとも言えない。横浜中華街ではほとんど出ない。絶妙な連携機能があってロスは最小限までに抑えられている。独自のリサイクルシステムが機能している。これを日本中に広めていけばいいのだが。食品ロスの半分は家庭から出る。ここが問題だ。
アメリカでは食べきれなかったフードは持ち帰ることが文化になっている。日本には根付いているとは言えない。
若い女性と食事になった。余った料理を持ち帰るという。愛犬がいるわけではない。人間が食べるのだ。家族のどなたかの胃袋に収まる。これこそメデタシというわけだ。
飽食の世はそれほどほめられたものではない。  
件の店に主役が帰還。食品ロスのポスターを描いた小学生、オーナーシェフの息子である。それがドンピシャの太っちょだ。この店に食品ロスはないのだろうが、ならば、この手描きポスターは、どう考えたら良いモノかしばし頭がグラリと揺れた気持ちになった。この少年は「お残しNO!」ではなく、「お残しyesの少年だった

( 2019/9/15 )

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