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北海道地震
北海道地震は震度7の激震だった。過去に見知る地震で衝撃を受けたのは1995年1月の「阪神大震災」だった。現場へ駆けつけ三宮駅前の惨状に息をのんだものだった。デパートが切腹でもしたように割れ崩れていた。」 次いで9年後に起きたのが10月「新潟県中越地震」。マスコミもそれほど騒がなかったので取材にも行かなかった。さらに7年後の3月に起きたのが「東日本大震災」だった。惨状はひどかったし、あまりに広範囲にわたった。福島原発の報道には真実身の毛がよだった。 さらに5年後の2016年4月に起きたのが「熊本地震」。前震と本震があり、後からやってきたほうのマグニチュードが大きかった。地震の気まぐれは何が何だか。場所を選ばず、月日時を問わない。 それから2年たった9月、「北海道地震」が起きたのだ。生まれた故郷だけに身内の安否は気になる。夜明け前の停電は怖かっただろう。起きる間隔も狭まっている。しきりに喧伝される「東南海地震」や「関東大震災」の再来情報も気になるところ。今回の地震で道内停電が話題になった。全面復旧するのは11月になるという。難儀な話だ。 厚真町の緑の山々が地震後は斜面が崩れ、緑が消えまだら模様の赤茶色が広がった。傷跡は70�丹幣紊傍擇鵑任い襦�震度7の衝撃は土砂崩れ、液状化、停電と3重苦を思わせた。いざという時はカードは役に立たない。現金が、何よりだ。電気やガソリンが優先だ。 戦後間もなくの北海道の街の外れは、ランプ生活の一家が珍しくなかった。窓からもれる明かりは、文明から見放された痛ましく貧しい光景に見えた。でもいまは違う。テーブルや囲炉裏端を囲んで一家団欒、ぬくもりに満ちた家族の物語があったと思い返している。失ったものも大きい現代生活かも知れない。
( 2018/09/15 )
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