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 新幹線 北へ渡る

 新幹線が初めて津軽海峡を越えた。開業した3月26日から東京―新函館北斗が最速で 4時間ちょっとで結ばれた。なんにせよ目出度い

東京オリンピックのあった昭和30年代は、北海道から内地に上京するのに、函館港から4時間かけて連絡船に乗り本州の土を踏んだ。それが4分の1に短縮された。青森駅から上野駅まで10時間もかかった

時間はかかったけれど、車窓風景は心を和ませ、見るべきものはたくさんあった。             列車に乗り換えると雪景色あり、東北の山並みが遠望され、乗り合わせた乗客達も食べ物の交換や身の上話も弾み、なかなかいい時間だった

青函トンネルは失敗したとされる。暗い車窓風景では味わいは薄い。年間利用者数は88年には306万人あったのに昨年は142万人と半減した。運行をはじめた北海道新幹線は、開業後3日間平均乗車率が40%台、平日は31%といった低調ぶり。花の咲かない季節に何用あって北へ向かうというのか。鉄道ファンだって遠慮する

山手線の車内モニターには北海道の9つの単線は廃線となると出た。赤字ローカル線は廃止してバスに転換される。経済で考えれば至極もっともな論理

ただ希望がないでもない。外国からの団体者の取り込みだ。特別に安価な切符で旅行ができる仕組みになっている

さらに一億円の赤字が出たとしても25億円の援助金が入る仕組みもあるらしい。北海道と言えば、過疎、財政危機、補助金依存体質、後継者不足と問題は多い

たとえ新幹線が札幌まで伸びたにしても、時間、利便性、料金も断然、飛行機のほうが有利だ。その先にはドローン、自動自動車が幅を利かす時代が来る。いずれ新幹線も赤字ローカル線扱いされ、廃線の憂き目を見ることになるかも知れない。

( 2016/04/15 )

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