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 インタラクションと環境緑化

 日本の秋は、「山に来て、里に来て、野にも来る」と歌う。近年は、山、川、里、海が多用されている。流域全体といったらよいのか。こうなると湖の水辺はどうする、地下世界は無視していいのかといった疑問が湧く。それでも地球や宇宙を意識した大きな視点でものごとを考えていくことには大賛成だ。

 今年もまた紅葉の季節がくる。行楽日和。美しい森はどのようにできるのか。たくさんの木々が互い違いになって「万華鏡のようです」とジャーナルは人々を外に誘い出す。

 これは長い時間が経過する中で、「この木とこの木は隣り合っていなければならない」とか「離れたほうがいい」といったふうに、膨大な時間の中で培われた自然のルールに従って生えているのだという。

 そういう植物の協力関係をパッチワークのようにしてみせてくれているから、魅力的で、美しく見える。人類の進化だけではなく、植物も進化を遂げてきた証左である。

 太陽は1日かけて、東から西に動いていく。それぞれの木は一日にもっとも多くの日光を受けられるように葉っぱを並べようとする。葉っぱはそれぞれみんな違う。複雑だ。葉っぱをどう並べたらいいのかという難問を木は自ら解いている。

 非常に複雑な問題を、自然は何億年かけて解いてきた。いま見ているのは、自然が出した答えということになる。その答えが、えも言われぬ美しさをもっているから感動的なのだ。脳も疲れない。快適な心持ちになる。美しいということはうれしいことなのだ。

 こうした自然界の不思議をどのように呼んだらいいのか。そう、私は「インタラクション」と呼んでみる。どこかできいたことばだなと思われた方は本紙のかけがえのない読者であろう。

 養老孟司さんは、「環境」という言葉について著書の中で次のように述べている。

みずからを自然から切り取って「自分」というものを立てたことでできた言葉だ。昔の日本人は自分の外に環境があるなんて考えはしなかった。

( 2015/10/15 )

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