子供は公園が大好きです。公園をみつけると、飛び上がって感激し、目が爛々と輝く、そして一目散に走って行きます。遊具がおもしろいとか、場所がいい、設備が整っているなどという理屈ではない。公園には、不思議な魅力がある。でも、だーれもいない公園に、たった一人で行ってもつまらない・・・。誰かと一緒に遊ぶから楽しいんです。

 近頃、「公園デビュー」なんていう変な現象が起きているけど、私は声を大にして言いたい!「公園は子供の遊び場だあ!!」と…。お母さん達は自分のおしゃべりに夢中になって、テキトーにしか子供と、かかわらない。ボーット子供の姿を目で追っているだけで、子供の話しかける言葉にも生返事、ケンカした時だけ怒りに行って、泣いた時にはお菓子やジュースでごまかす…。これじゃ公園に来ている意味がないよね。小さな子供を公園へ連れてきたママは、緑あふれる公園で、おもいっきり子供と遊んでほしい。育児ストレスのたまったママだからこそ、元気に動こう!

 子供の付き添い…なんて考えはやめて、自分も対等な一人の子供になって遊んでみよう。子供は遊びをみつける天才!ましてや自然の中で彼らは、「前世は何だったのか?」とおもう程、見事にその世界に溶け込む。そして、次々とおもしろいことを発見して遊びだします。大人は、T遊んであげようUなどとおこがましいことを考えずに、彼らの後について、同じように遊んでみよう。遊んでもらおう。子供の純粋な驚きや感動は、とってもかわいらしく、素敵です。新鮮な感覚をわけてもらって、大人もリフレッシュ!!

 そんな素晴らしいことのできる所が公園なのです。公園で遊ぼう!


第4回(1997年)のみどり提言賞は、「私の好きな路地横丁」「公園って楽しいんだよ」「山の緑、私の意見」「21世紀のエコ・環境ビジネスへの提言」をテーマに、募集期間〜97/09/30・610通のご応募がありました。
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